2013年 3月11日– EU全域で化粧品の動物実験の全面的な禁止が発効する。

2009年の禁止令の際に例外として猶予を与えられた残り3つの試験(反復投与毒性、生殖発生毒性、毒物動態)に 関しても禁止となり、EU域内で化粧品の動物実験が全面的に禁止されます。 これは、ザ・ボディショップとBUAV(CFIの設立母体)が、20年にわたり活動を続けてきた成果といえます! しかし、日本を含むほとんどの国で、未だ化粧品の動物実験は禁止されていません。 ザ・ボディショップとCFIは、2013年も引き続き、「全世界での化粧品の動物実験廃止」を求め、活動していきます。

EUでの動物実験禁止:勝利への長く遅い道のり

1898年

あらゆる形態の動物実験に反対する活動に取り組むことを目的に、BUAV(British Union forthe Abolition of Vivisection・英国動物実験廃止連盟)が設立された。

1973年

BUAVが動物を使った化粧品試験の問題を初めて一般市民に向けて啓発。

1990年

BUAVがヨーロッパの主要な動物保護団体の連盟であるEuropean Coalition to End Cosmetics Tests on Animals(動物を使った化粧品試験廃止のための欧州連盟・現在のECEAEの前身)を設立した。
EU内での化粧品の動物実験廃止が目的。

1991年

BUAVとECEAEがブリュッセルで国際的な行進と集会を組織し、活動のシンボルである大きな「実験用ウサギ」のバニティが全欧を回り、欧州議会議員に化粧品の動物実験廃止を票決するよう呼びかけた。
(写真:眼とからだの皮膚がただれたウサギの「バニティ」)

1993年

ザ・ボディショップがEU内での化粧品の動物実験廃止を目指して、ヨーロッパ全域でキャンペーンを開始した。
(写真:キャンペーンメッセージを掲げたザ・ボディショップのトラック)

1996年

ザ・ボディショップの創業者のアニータ・ロディックがECEAE会員と欧州議会議員、クリッシー・ハインド(ザ・プリテンダーズ)とともに化粧品の動物実験廃止を求める請願書を400万名の署名を添えて欧州委員会に提出した。
(写真:署名提出の際の写真。最左がアニータ・ロディック)

1998年

英国で、化粧品の動物実験が廃止に!

1999年

日本国内でも署名キャンペーンを実施。37.5万名の署名を厚労省(当時)に提出した。

2004年

ヨーロッパで化粧品の完成品(原料は除く)の動物実験が禁止された。
*2013年3月11日施行の「化粧品の動物実験の完全禁止」に向けた第一歩となる。

2009年

EU全域で化粧品原料の動物実験と、動物実験が行なわれた化粧品の完成品及び原料の取引(販売と輸入)が禁止となる。しかし動物を使わない実験を検証できるように3種類の動物実験(反復投与毒性、生殖発生毒性、毒物動態)は例外とされ、2013年まで禁止の猶予を与えられた。

※この例外に関しても2013年3月に全面的に禁止することが決まっていたものの、一方で動物実験をやめたくない化粧品業界の圧力によって、最大で10年延期されるのではないか、と懸念されていました。この懸念が、2012年実施のクルーエルティフリー インターナショナルとの「世界的な動物実験廃止」を求めるキャンペーンに繋がります。

2011年

BUAVはヨーロッパのパートナーとともにNo Cruel Cosmetics(動物を虐待する化粧品はいらない)キャンペーンを開始し、禁制の延期や例外規定を導入せずに、予定どおり2013年に輸入と販売を禁止するよう呼びかけた。

2012年

ザ・ボディショップはBUAVによるクルーエルティフリーインターナショナル(CFI)の設立を支援し、CFIとともに全世界での化粧品の動物実験禁止を求めてキャンペーンを展開。このキャンペーンに賛同してくれた全世界のザ・ボディショップのお客さま568,109名の署名を集めた。
*日本での署名数は50,218名
(写真:ロンドンの街中を走る、CFIの化粧品のための動物実験反対キャンペーンの広告車)